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議会での「質問通告」とは??公務員の超勤手当のムダ遣い、お互いの心配り(こころくばり)は必要だろ!!

今日(もう昨日だけど)、次のような記事があった。
●質問通告遅れで省庁職員待機、民進に抗議…自民-読売新聞 10月4日(火)23時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161004-00050147-yom-pol
「質問通告」の意味が解らないと、何が問題とされているのかが不明のままになってしまう。
この「質問通告」の意味は、コトバンクによると、
「国会の委員会審議などにおいて、質問者が事前に、質問の趣旨を政府に通告すること。答弁の準備をさせることが目的。地方議会などでも行われる。」と説明しているが、これでピンと来る人は少ないでしょう。
国会であれ、地方議会であれ、同じようなことが行われているが、その実態のイメージが浮かばないと、この解説ではサッパリでしょう。そこでの実態について、ある程度の知識がないと、短い説明ではチンプンカンプンでしょう。私がタイトルに書いた「お互いの心配りは必要だろ!!」も何なの!?でストップ(思考停止)してしまいます。

そこで私の拙い経験から説明すると、行政は予算が付いて、初めて具体的に動き出します。予算が付かないと具体的な動きはできません。大きな事業を始めようと思ったら、金のかかる正式な事前の調査が必要となります。事前の調査の結果が出たら、初めて工事などスタートとなります。その全ての段階で、本当に必要なのか否なのかの議論がされるのが、各種の委員会です。その議論の場のボスが予算委員会ですから、恐らくその予算委員になりたがる議員が一番多いのだろうと思います。本会議となると、少し大局的な質問が多くなると思いますが、細かい質問を切り口にして野党が攻めることもあります。それが委員会となると、どんな質問が飛び出すのか判りません。質問の度に、審議がストップして空転してばかりでは困ります。何も行動を開始できないことになってしまいますから、それでは何も動けないという、議会の存在そのものの根幹に関わる問題となってしまいます。それでは困る。

そのために、「質問通告」という互いに了解の申し合わせがあります。つまり、こんな件について質問しますよ、と事前に知らせるシステムです。唐突な質問で返答に窮されたら、質問した議員も困るという暗黙の了解事項です。
昔は、自民党がずっと与党でしたけど、共産党以外の野党は、ほとんどすべてが与党になった経験がありますから、「お互いの心配り」で「質問通告」は早めに、となっているはずです。

さて「質問通告」で具体的に動くのは、その質問に関連する現場です。「質問通告」が具体的な案件についてならば、それに関連する課は一つか複数、係も一つか複数ですが、質問によっては複数の省庁(部課)も。少し漠然とした大きな括りの質問だったりしたら、流れでどんな飛び火があるのか判りません。正式な「質問通告」の前に、その議員から質問の内容を事前に入手するのが予算担当者(昔は大蔵省、今は財務省(上級職の合格トップクラスの集まるところで出世コース))の手腕です。

この事前情報が現場に届いたら、始まる作業は、想定の問答集の作成です。過去に似た質問があれば、過去の答えに肉付けして、予想された答弁書の用意はできます。過去に例が無ければ、予想される質問を想定し、その答弁を熟慮することとなります。一応用意はできたけど、正式な通告はまだとなると関連しそうな職員は全員待機です。遅くなったら超勤となり(超過勤務の届け書面を正式に届提出)、超勤手当が発生します。

こういう余計な超勤で予算の無駄遣いしないように、「質問通告」は早めに!!というのが、今回の記事の趣旨です。こんなちょっとアホなことが毎度行われているのが、議会(議員と公務員)の現場です。こんなこと知らなかった!!と云っても、恐らく明治の議会から連綿と続いているのでしょう。
以上は、拙い経験者からの、かなり昔の古い現場報告でした。
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